サイズ:小型犬
体高:35㎝〜42㎝
体重:6kg〜10kg
柴犬は、日本原産の小型犬で、日本の天然記念物に指定されています。縄文時代から存在し、古来から猟犬として使われてきました。その起源は1930年に島根県の二川村(現在の益田市美都町)で、石見犬から誕生しました。柴犬は黒毛の犬種で、日本列島における縄文時代からの歴史があります。昔から鳥や小動物の狩猟に用いられ、各地域でさまざまなグループに分かれていました。しかし、第二次世界大戦後の食糧難と犬ジステンパーの流行により、頭数が減少しました。
現在、信州柴犬が一般的に広く見られますが、これは昭和初期の保存運動によって育てられた品種で、地方名を冠していない唯一の天然記念物として1936年に指定された犬種です。純粋な日本犬は洋犬との交雑が進んでおり、一部の愛犬家によって維持されています。
柴犬はその特性として、筋肉質な体格、俊敏な動き、鋭い警戒性、人間との強い信頼関係があり、多くの人に愛されています。その歴史的な重要性と独自性から、柴犬は日本の文化遺産の一部として大切にされています。